こんにちは、サイト管理人のnano(ナノ)です。
このコラムでは、看護師なら知っておきたい情報として、精神科認定看護師の取得条件とは?2025年4月に精神科認定看護師を取得された久喜すずのき病院に勤務する看護師のインタビューを紹介しながら役割について解説していきます。
目次
精神科認定看護師を取得するには、いくつか条件があります
今回は、2025年4月に精神科認定看護師を取得された看護師の古内さんにインタビューです。古内さん、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
認定看護師を目指されたきっかけは何でしたか? (具体的なエピソードがあれば教えてください)
患者さんの状態像を心理発達段階や薬物による影響など多角的にアセスメントして、看護介入を実践していた認定看護師の先輩をみて、自分もこうなりたいと思ったのがきっかけです。
数ある認定看護分野の中から、現在の専門分野を選ばれた理由は何でしょうか?
精神科の病院に従事していることもあり、特に精神科看護が好きで、もっと深く学びたいと考えました。
精神科認定看護師の資格取得に向けて、どのような学習や準備をされましたか? (印象に残っていること、苦労したことなど)
教育課程で一緒に学んでいる方たちと毎日zoomをしていました。本試験の過去問5年分をひたすら解いたり、リアルタイムで小論文を書いてお互い添削し合ったりと、とにかく毎日仲間と協力しながら乗り越えました。
仕事と学習の両立で工夫した点や、乗り越えた困難があれば教えてください。
現在の病院の仕事もやりながらで大変な時期もありましたが、学習を楽しむことは意識して取り組んでいました。
資格取得までの過程で、周囲からのサポートはありましたか? (職場、家族、友人など)
一言では語れないほど周囲から職場からのサポートを受けました。特に小論文などは先輩看護師にも添削をしてもらい、考え方や上手くまとめられるようになりました。また久喜すずのき病院からは資格取得サポートプログラムを利用して必要費用のほぼ全額負担していただきました。教材費用まで負担してもらったので、教育課程の仲間には驚かれました。
精神科認定看護師として、現在どのような業務に携わっていますか? (具体的な役割や担当業務)
現段階では、看護大学(学校)の講師と新人教育に携わっています。また担当業務として決まっているわけではないですが、定期的に病棟内で勉強会を開催したいと考えています。。
精神科認定看護師として活動する中で、特にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
学んできたことが実践に繋がったときです。患者さんの状態を多角的に考える事ができるようになったので、声掛けや対応の仕方に幅が広がりました。
これまでの経験で、認定看護師の知識やスキルが役立ったと感じる具体的な事例があれば教えてください。
薬物療法に関する知識が増えたことにより、薬剤調整の意図が分かり観察項目がより明確になりました。
今後の目標や、挑戦したいことは何ですか? (個人としての目標、チームや組織への貢献など)精神科認定看護師として、どのような社会貢献をしていきたいと考えていますか?
倫理に関する取り組みに挑戦したいと考えています。
今後の活動において、課題だと感じていることはありますか? また、それに対してどのように取り組んでいきたいですか?
言語化能力を高めていくことが課題だと感じています。そのために他病棟や多職種との積極的な意見交換や継続学習に取り組んでいきたいです。
精神科認定看護師を目指している看護師の方々へ、メッセージをお願いします。
勤務や金銭面など様々な要素から、取得のハードルは低くはないと思います。ですが同じ志をもつ仲間と学ぶ一年間はすごく楽しいです。ぜひ楽しみながら挑戦してみてください。
現在、青木看護師が認定看護師を目指して取得最中ですが
アドバイスをお願いします。
周囲からのサポートが絶大な力になる反面、プレッシャーに代わることもあるかと思います。無理はせず、青木さんのペースで進んでいってください。
古内看護師、ありがとうございます。現在、激動の毎日を送っていますが、同じ志を持った全国の仲間達と切磋琢磨しています。認定看護師の資格が取得できたら、古内看護師と共に院内の活性化、そしてなにより患者さんへ質の高いケアを提供できるよう活動していきたいです。
※青木看護師が持つICLS資格については、こちら>>
あなたの専門分野における、今後の看護の展望についてどのようにお考えですか?
今後の展望として、病院中心の医療から地域生活へ患者さんの生活が変わることに合わせて、精神科看護も医療モデルからストレングスモデルなどの視点が重要になると考えられます。入院中からストレングスに着目して、その人らしい生活を支援していくことがより求められてくると思います。
精神科認定看護師のより詳しい話しが聞けてとても勉強になりました。
本日は、お忙しい中ありがとうございました。
久喜すずのき病院では、精神科認定看護師や専門看護師取得に向けた支援体制も充実しています。
久喜すずのき病院で働きながら、新たな資格を取得したい向上心旺盛・キャリアアップ・探究心や学習意欲の高い看護師さんなども募集を行っています。
興味のある看護師さん久喜すずのき病院は、最適な職場だと思います。
4人の精神科認定看護師がおこなう勉強会も年間を通して開催しており、日勤の業務時間内におこなっているため、働きながら精神科看護スキルを向上させることが可能です。
インタビューを抜粋して掲載いたしました。
精神科認定看護師を取得した古内さんは、とても落ち着いていて、今後の精神科看護に真摯に取り組んでいく姿勢がとても印象的でした。
今回のポイント
1.精神科認定看護師を取得するには、看護師実務経験・精神科実務経験も必要
2.精神科認定看護師教育課程を修了しなければならない
3.精神科認定看護師認定試験に合格すること(筆記試験・口頭試問・小論文)
4.取得後、新たに活躍の場面が広がる
5.精神科認定看護師が行う勉強会が受けれる久喜すずのき病院
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
簡単に説明しましたが、現在看護師免許をお持ちのかた、精神科認定看護師に興味をもった看護師さん、これから精神科認定看護師を取得する精神科看護師さんのお役にたてれば何よりです。